うまく抜けている時は音が安定するのですが、指を動かしているうちにだんだん余計な力が入ってきてしまいます。また、上のラより高い音は単音でも貧弱になりがちですが、指を動かして、例えばドミソドなど音を少し飛ばして出すと、さらに音が貧弱になります。
今回は、そんな相談からのレッスンとなりました。
■先生のアドバイス
・アンブシュアを再度見直して、ファットリップにしてみるといい。
−口を横にイーとするのではなく(シンリップの方向)、
中央に寄せる感じ(ファットリップの方向)。
−下の歯の上に下唇が厚く乗る。
その為には思っているより下顎が下がる。
唇が歯の位置より少し口の中に吸い込まれる感じ。
歯の上にゴムが乗っている(下唇)イメージ。
下顎を上下に動かしても歯と下唇の位置は変わならい。
唇の赤い部分を見えなくして、下顎をなるべく下げた時に、
下の歯の上に唇が厚く乗っている感じ。
−サックスに息だけ流し、それを唇で圧力をかけて止める。
これが出来れば、下の歯の上に下唇が乗っているはず。
−息継ぎの時アンブシュアが崩れがち。
息を吸うときにも口をすぼめる感じで、横方向にならないように注意。
息継ぎの時もファットリップが維持できるように。
■私の感想と気付き
ファットリップは今までも何度かトライしていたのですが、何と言うか下の歯の上にうまく下唇が乗らないのです。いろいろ試すとどうしても下顎に余計な力が入ってしまうので、下顎の力を抜くことを優先してシンリップぎみのアンブシュアで吹いていました。でもこれだと、高い音が貧弱になりがちですし、ピッチも安定しません。
今回のレッスンでは再び、ファットリップにトライしてみました。先生のアドバイスを受けて試すと、高い音も比較的安定して音が出せます。とは言え、自分には難しいアンブシュアではあります。また、曲などを吹くとアンブシュアがだんだん崩れてきます。
こんな感じかなというヒントがいくつか見つかったので、それを足掛かりにファットリップの練習を重ねていきたいと思います。