アルトサックスの練習日記

川崎市の音楽スタジオ(武蔵小杉駅近)『スタジオアイシャ』

レッスン33回目:下唇を厚く(17/11/27)

前回のレッスンから、ファットリップの方向でアンブシュアを自分なりに工夫してきました。
ファットリップと言ってもいろいろな考え方があって難しいのですが、自分としては下の歯の上に下唇を厚くのせる方向だとよい感じです。前に比べれば高い音も出しやすく、低い音も安定します。しかし前よりはましではありますが、高いラあたりから貧弱になりがちです。
自分で練習しているとだんだん訳が分からなくなることもありました。

今回は、そんな相談からのレッスンとなりました。


■先生のアドバイス

・高い音はリードを抑えすぎの音に聞こえる
  下顎はもっと下げて、下の歯の上に下唇を厚くのせるように
  そうなればリードへの圧力がソフトになって改善するはず
  補助練習
   −オーバートーン
    (倍音を出した時にも音がなるべく豊かになるように)
   −低い音で音程低めで音を出して、のどや顎、口の中をリラックス
   −ダブルリップでリラックス
     音程を上下させながら、音が途切れないように、
      リラックスしつつ息はしっかり入れる
   −ビブラートをしたり、音程を下げたりして、下顎が柔らかく
      しなやかに動くように練習
  息を吸う時もリラックスして下顎をもっと下に
  リードがマウスピースの中心にくるように注意
  今使っているプラスチックのリードは下唇が滑りやすいので、
   木のリードの方が良さそう


■私の感想と気付き

自分の目指していた方向はそんなに間違っていないようなのですが、全く不十分だということが分かりました。
下唇を下の歯に厚くのせるには、下あごを下げる必要があります。しかしその状態で音を出そうとしてもなかなか音にならなかったり、音にしようとするとついつい下顎に力が入ったりして、下の歯の上に乗る下唇が薄くなってしまいます。頭では分かっていても、なかなかうまくいきません。

改善する補助練習をいろいろ指導いただいたので、それを足掛かりに練習したいと思います。

前に比べれば良くはなってきているのですが、なかなか難しい課題です。