歯の上に厚く唇をのせられないかと、試しているうちに
コツがつかめてきました。
そうすると、より音がラクに出せて、響きもナチュラルで
いい感じ。またほっぺたが不必要に膨らんでいたのですが、
意識しなくてもあまり膨らまなくなりました。そして
何より、口がすぐ疲れてしまう問題がだいぶ改善され
ました。
コツというのが言葉で説明しにくいのですが、上下の歯が
お腹からつながって、お腹から徐々に歯に向かって力を
抜きつつ、少しだけ広げるようにイメージします。
すると、上下の唇が口の中に吸い込まれるようになり、
力が抜けくる感じです。
もう1つのアプローチとしては、単純にダブルリップ
(+シンリップ)で少し吹いて、その感覚のままシングル
リップ(+シンリップ)にして吹くと、うまくいくことも
あります。
思い返せば以前にも近いことをしていたこともありまし
たが、今のような音にはならなかったと思います。
いろいろな要素が少し整って来たことで、1つ壁をこえ
られたかな、という気がします。
こんなことって、ほとんどの人は意識しなくても出来て
いるのではと思ったりもします。自分自身に対して
なんだかなあと複雑な気持ちにもなりますが、今後の
よい経験にしていきたいところです。
今はシンリップで練習していますが、もう少し下唇を厚く
当てて力が抜ければ、ファットリップにトライしたい
ところです。ただそれで余計な力が入ってしまうのが
怖いので、当面はシンリップで、今の感覚をしっかり
つかみたいと思っています。