アルトサックスの練習日記

川崎市の音楽スタジオ(武蔵小杉駅近)『スタジオアイシャ』
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レッスン30回目:頬が膨らんでしまう(17/5/15)

この2週間ほど、音がうまく出なくなることが多くなり、それを解決できずに悩んでいました。今回は、そんな中で状態を見てもらいつつのレッスンとなりました。


■先生のアドバイス

・最近効果のあった練習方法を紹介
 −指はオクターブキーを押したレ♯で左手薬指を離す
 −この指で音を出すとソとシ♭を出せる
 −音が切り替わるギリギリのソの音が出るくらいが、他の音を出すときの顎の位置として基準になる
 −ソより低い音が出てしまうのはよくない、その時は少しマウスピースを浅くくわえるといい
 −補助練習
   ソとシ♭を交互に出す
   シ♭からソさらに音程を低く(顎を少し下げて)そこから音を上げていく
   ソのシ♭が切り替わるギリギリのソで大きな音を出す
   シ♭からソを出してその切り替わるギリギリの顎をキープして、他の音を出す(例えば、シ、ラなど)

・頬が膨らむ問題
 −高い音でぶらさがりがちなのは、頬が膨らんむことが影響して口周りの筋肉が前に出てしまうことが一因
 −頬が膨らまないで音を出せるように、いろいろ工夫
   息だけ、サックスの中に息を通して、実際に音を出して
 −上の練習方法で、シ♭の音を出すときの頬の閉まり方で、顎だけ下げてソを出せるようにすると良い形になる



■私の感想と気付き

今回の練習で、マウスピースの位置は今までより少し浅くした方、標準よりは結構浅めがよさそうなことが分かりました。ついつい標準程度がいいという思い込みがあるのですが、人の骨格によって変わってくるので、ベストな位置は人それぞれな訳です。音からそれを判断する必要があるのですが、これがなかなか難しいところです。
また頬が膨らむ問題は、前からあって何度も指摘いただいていたことです。今思えばですが、ここ数週間の不調の原因のように思えます。その前は、それほど頬は膨らんでいなかった気がします。なんとなく、また方向性が見えてきた気がするので、自分なりに練習を重ねていきたいと思います。


レッスン29回目:オクターブキーを押した音(17/4/7)

仕事がバタバタしていたこともあり、前回のレッスンから4カ月以上過ぎてしまいました。
そんな中、少しづつですが練習を続けていたので、今の状態を見てもらいつつのレッスンとなりました。

■先生のアドバイス

・だんだん安定してきていて、方向性としては良い

・オクターブキーを使った音がより安定すると良い。その補助練習
1.オクターブキーを押したり離したりすると、音がすぐに切り替わるようにアンブシュアを整える
 −下顎が前過ぎると、オクターブキーを押しても音が上がらない  
 −下顎が後ろ過ぎると、オクターブキーを離しても音が下がらない
 −上からシラソファミレドと全ての音で同じアンブシュアで
 −オクターブキーを押したり離したりしてもアンブシュアを変えない
 −ソは楽器の構造上難しいので、出来なくてもOK
 −オクターブキーを押した時には裏声のようなイメージで
 −オクターブキーを押した時、低い方の音の成分の高いところだけ抽出する感じ
   音が小さくなるが、この段階ではそれでOK
   でも息はしっかり入れる
 −オクターブキーを押した時にピッチが低くなるが、この時点ではOK
 −少し軽めに音を出す
2.オクターブキーを押した時に正しいピッチで音を大きくしてみる
 −1のアンブシュアを基本にする
 −1のアンブシュアでオクターブキーを単純に押すと、ピッチが低くなる
 −正しいピッチをイメージし、アンブシュアを少し修正する
 −ピッチが高すぎると高いまま戻りにくくなるので注意
 −正しいピッチになったら、音も大きくしてみる
3.2のイメージのまま、最初からオクターブキーを押して正しいピッチで大きめに音を出す


■私の感想と気付き

なかなか難しい課題でした。特に高い音、シなどは自分がイメージした音と出てくる音が違うし、さらに自分のイメージが正しいかもよく分からないという状況になってしまいます。先生のアドバイスもあって、少しコツがつかめた気がしますので、自分でもう少し練習したいと思います。

一度ピッチが高くなると、高くなったまま戻れなくなることがよくあります。唇の力を緩めればいいのですが、これもなかなか難しい。今回のような練習で、まずは正しいピッチで、アンブシュアを締めすぎずに音が出せるようになれば、これも改善しそうな気がします。

まあそれでも、以前と比べればオクターブキーを押した時の音も安定していきているかなと感じています。
今回教えてもらった練習を、少しづつ重ねていきたいと思っています。


レッスン28回目:アンブシュア:息と喉や顎の連動(16/11/28)

前回のレッスンからアンブシュアなど自分なりに工夫しつつ練習してきました。年末年始がバタバタしそうなので、その前に先生に見ていただきたいと思い、レッスンとなりました。


■先生のアドバイス

・拍を意識
 −ドレミファソラシドなどスケールを吹くときも、拍を意識する。
 −同じ強さの息で音を出していると、どうしても息が少なくなってきて、
   あごに力が入りやすい
 −息を強く入れると、自然にあごがリラックスしやすくなる
 −息を強く入れた時の、音が出る時の感覚、あごの位置などを感じる
 −練習例
   ドレミファソラシド(強く吹く:ドミソラシド)
   ラソファソラソファソラ(強く吹く:ラとファ)

・喉
 −のどをなるべくリラックスする、開く
 −その感覚をつかむのに、音を出しながら喉の角度をかえる
 −例えばストラップを極端に短くして、マウスピースを浅めにくわえるといった
     ことをしてみる
 −息が通ったしっかりした音が出る時の喉の感覚、角度などを感じて、
   いつでもその感覚で音が出せるといい

・倍音
 −オクターブ上のソ(下のドの指使い+オクターブキー)
 −オクターブ上のラ(レの指使い+オクターブキー)
 −なるべく詰まった音ではなく、明るい音を出せるように意識

・タンギング
 −タンギングするとどうしても息の流れが変わり、音が不安定になってしまう
 −下先でリードの先端を軽く触れる程度にできるといい
 −のどぼとけが下の位置にあって、喉はなるべく動かさない
 −感覚としては、少し上を向いて、舌で舌の歯の裏側をなめる感じ
 −タンギングする時に、少し息を多めにいれるようにすると、リラックスしやすい


■私の感想と気付き

今回のレッスンでは、今まで何度かアドバイスいただいたことも多かったのですが、今の受け取り方は前の時とは違った感覚です。ほんの少しづつですが、アドバイスの意味が分かってきている気がしています。

真ん中より下の音はそれなりの音が出るようになってきていたのですが、高い音、特にオクターブ上のラから上はかなり貧弱な音になってしまいます。喉がしまって、下あごの位置が手前になってしまい、息がスムーズに通らなくなってしまうことが原因のようです。喉をリラックスして角度を変えたり、下あごの位置を変えたりして、息がスムーズに通る位置を探します。この時に、意識的に息を強く入れることで、喉が開きやすくなったり、顎がリラックスしやすくなったりします。タンギングでも息を意識的に強く入れることで、口の中がリラックスしやすくなります。息、喉、顎などが連動していることを、少し感じられるようになってきた、気がしています。そんなこんなでアンブシュアは唇だけでなく、息や喉、顎などが連動して総合的に決まってくる物なのだろうなあと感じています。

今回のアドバイスを参考に、マイペースではありますが、少しづつ練習を重ねていきたいと思っています。