アルトサックスの練習日記

川崎市の音楽スタジオ(武蔵小杉駅近)『スタジオアイシャ』
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レッスン24回目:おなかと下顎の連動(16/1/25)

今回は今までも何度かテーマになっていた、おなかの
圧力と、下顎の連動の復習がメインのレッスンでした。
言葉にするのは難しいのですが、今までよりもう一歩
進んで、コツがつかめた気がしています。



■先生のアドバイス

・フゥオという発音で練習
  −ダブルリップ
    フゥで強く、正しいピッチで
    オで弱く、下顎が下がって、音が息になって
     消えて楽器の中に息が通る感じ
  −シングルリップにして同様な音色で、ピッチで
    出せるように
  −ダブルリップとシングルリップで交互に練習

・フゥオフゥオフゥオを音を切らずに続けて
  −ダブルリップとシングルリップで交互に練習
  −真ん中のドから徐々に下げていく
  −下げていくと、オのところで音が切れがちに
    なるので、音をつなげるようにする
  −今度は真ん中のドから徐々に上げていく
    オの音でも音の大きさが変わらなくなりがちに
     なるので注意
     音を小さくするとオで音が切れがち
     最初の音をしっかり大きく出して、それを
      土台に少し音を弱くするようにするといい
  −最初の音がスパっと立ち上がるように注意
    息を出しはじめは下顎が下がっていて、そこから
     スパッと音にする感じ

・音の強弱で練習
  −シーラーシーラーシラシラシー
    シの音で大きく
  −シラソファミー
    シソミーで大きく、おなかの圧力が強くなると
     同時に顎が少し前方下になる感じ
  −低い音は音がひっくりかえったりすることがあるが、
    この練習をしてミの音を出して下顎の感じを
    覚えておいて、同じようにミの音を最初に出す練習
  −同じように音を上げたり下げたりして練習

・強い音
  高いシラソファミ
  ドーなど
  上の練習で出していた強い音のほうのおなかの圧力で
   正しいピッチで、音が出るように
  おなかに圧力がかかって、それ以外はリラックス。
   特に首に注意。

・弱い音
  顎を少し引いて弱い音を出す

・強い音と弱い音
  強い音
   おなかの圧力が強い 自然に下あごが前方下の方向に
  弱い音
   おなかの圧力が弱い 自然に下あごが後方上の方向に
  下あごだけ動いても駄目で、おなかの圧力と連動して自然に
   動くように

・Danny Boyで練習
  ソ♯ラシド♯
  最初は小さな音から入って少しづつ大きくしてド♯で
   しっかり音にする
  お腹の圧力と下顎の動きを連動



■私の感想と気付き

今までも何度かテーマになっていたお腹の圧力と下顎の
動きが自然に連動していくような練習を中心にした
レッスンでした。

うまく言葉にできないのですが、いろいろ気づきが
ありました。いくつかコツがつかめた気がしています。
特におなかが基点になって全てが動くというか、
下顎がおなかとつながっているようなイメージだと
いい感じです。
まっすぐな音、ナチュラルな音も出しやすいし、
強弱もつけやすいし、なんとなくいろいろなことが
繋がった気がしています。

心配なのが、自分で練習して再現できるかです。
レッスン中に指摘いただいたことで、自分では気づかない
ことも多かったので、練習前にこの日記をざっと見直して、
注意して練習したいと思います。


レッスン23回目:楽器のバランスと首のリラックス(15/11/30)

前回のレッスン以降、Danny Boyを課題曲に練習して
います。最初はまあ、まだいいのですが、段々音色が
悪くなってピッチも上がってくるのが悩みでした。

そんな中でのレッスンとなりました。



■先生のアドバイス

・左手の親指をしっかり押して、前歯にマウスピースが
  しっかりひっかかるようにするといい
  マッサージの指圧の時に一番力が入るところで押す
  意識しなくてもしっかり楽器を支えられていれば
  問題ないが、だんだん力が弱くなる傾向があるので、
  意識的に左手親指を強く押して、楽器を支える。
  楽器がしっかり支えられずバランスが崩れると、
  音が暗い音になってしまう。常に明るい一定の音色を
  意識的に出せるようにするのが大切
  −補助練習1
    音を強く出すときに少し押すイメージにする
    例えば、シソシソ と吹きながらシの音を強く出す
  −補助練習2
    指を早く動かして音色が一定になっているかチェック

・首の角度
  首周りがなるべく硬くならないようにリラックス
  左手で楽器を押してマウスピースで首を押し上げる
  ようにしてから首の力を抜くと感じがつかみやすい
  広い首の中を、おなかからの息で全て埋める感じ

・Danny Boyで練習
  ソ♯ラシド♯ とあがっていくと、ド♯で音が暗くなる
  ド♯を中心に音を上下して補助練習
   (ド♯シラシド♯シラシド♯ など)
  真ん中のシの音も暗くなる傾向がある
   同じようにシを中心に補助練習
  上のソ♯から上も暗くなりがち
   音をおなかでしっかり支えて、まったく一定の音が
    出せるように練習
   左手親指と首のリラックスに注意
   今までより前歯の位置を少し深めに



■私の感想と気付き

曲を吹いているうちに音色が悪くなっていく要因の
一つとして、楽器のバランスがあるようです。
一度楽器のバランスが悪くなると音色が暗くなり、
そのまま立て直すことが出来ないと悪化の一途と
いう感じです。

今まであまり意識出来ていなかったようですが、
より左手の親指を意識して練習すれば、楽器の
バランス問題は改善していく気がします。

首のリラックスもあまり意識していなかったこと
なので、今日のレッスンを参考にいろいろ試して
みたいと思います。

1年くらい前なら、唇が疲れてしまってDanny Boyを
最後まで吹くことが出来なかったと思います。
それが音色が段々悪くなるとは言え、あまり唇が
疲れないで最後まで吹けるようになったのは、
だいぶまともになってきています。

当面はDanny Boyを練習曲にして、ナチュラルな
明るい一定の音色で最後まで吹けるようになることを
目指して、練習していきたいと思っています。


レッスン22回目:テンポを意識(15/8/24)

気がつくと前回のレッスンから5ヶ月も経っていました。
週に1時間程度の練習は続けていて、少しづつお腹で
コントロールする感覚が分かってきたような気がします。
お腹でコントロール出来ている時は安定するし、音色も
悪くありません。お腹でコントロールできなくなると
音色も悪くなり、ピッチも狂い、口も疲れてきます。
そういう時はまだよくあって、単純に長く吹いて
いたり、息継ぎをしたりする時になどに崩れてきます。
そんな中、ゆったりした曲の方がお腹のコントロールが
しやすそうな気がして、最近はDanny Boyを練習して
いました。
そんな中、久しぶりのレッスンとなりました。



■先生のアドバイス

・練習していたDanny Boyのフレーズを聴いてもらって...

・テンポを意識するといい
  拍で音が変わるときにお腹から強めに出す

・補助練習1
  音を短く切ってフゥ フゥ フゥ という感じ
   1音だけで、2音で、メロディで

・補助練習2
  音を少しピッチを下げて元に戻す
ウヮウ ウヮウ ウヮウという感じ
   最初口で、ウヮウ ウヮウ ウヮウ と歌ってから
     サックスで
   1音だけで、2音で、メロディで

・息を吹き上げるというよりは、落とすイメージで息を
  吐くといい
  特に音の出だし 息を吸う時に少し上がって
  吐くときに落とすイメージ

・ド♯ファ♯(高い方)の時に、ド♯と同じ息の流れで
  ファ♯を出せるといい

・補助練習1と2は極端なフレーズになるが、それが
  出来た上で、なめらかにフレーズを吹く練習

・お腹の強めに出す程度の大小やタイミングで、
  フレーズのニュアンスがつく。
 (1拍目ではなく2拍目で強く出す、1小節単位で強く
   出すなど)



■私の感想と気付き

少し長いフレーズをただまっすぐ息をはいていくと、
だんだんお腹でコントロール出来なくなってしまいます。
ずっと一定ではなく、テンポを意識して拍の変わり目
などで息をお腹から強めに出すようにすると、結果的に
ラクにふけて最後までお腹でコントロールしやすいです。

結局、お腹でコントロールできればかなりの問題が
解決するように感じます。それが難しいので苦労しては
いるのですが、お腹で息をコントロールし、お腹で
フレーズをコントロールし、お腹でアンブシュアを
コントロールして、ということが少しづつ分かってきて
いる気がします

多分今の練習の延長上で、お腹まわりの必要な筋肉は
少しづつ鍛えれらるはずです。そうなればもっとラクに
お腹でコントロールできるようになるはず、と期待して
練習を続けたいと思います。