アルトサックスの練習日記

川崎市の音楽スタジオ(武蔵小杉駅近)『スタジオアイシャ』
アルトサックスの練習日記

レッスン22回目:テンポを意識(15/8/24)

気がつくと前回のレッスンから5ヶ月も経っていました。
週に1時間程度の練習は続けていて、少しづつお腹で
コントロールする感覚が分かってきたような気がします。
お腹でコントロール出来ている時は安定するし、音色も
悪くありません。お腹でコントロールできなくなると
音色も悪くなり、ピッチも狂い、口も疲れてきます。
そういう時はまだよくあって、単純に長く吹いて
いたり、息継ぎをしたりする時になどに崩れてきます。
そんな中、ゆったりした曲の方がお腹のコントロールが
しやすそうな気がして、最近はDanny Boyを練習して
いました。
そんな中、久しぶりのレッスンとなりました。



■先生のアドバイス

・練習していたDanny Boyのフレーズを聴いてもらって...

・テンポを意識するといい
  拍で音が変わるときにお腹から強めに出す

・補助練習1
  音を短く切ってフゥ フゥ フゥ という感じ
   1音だけで、2音で、メロディで

・補助練習2
  音を少しピッチを下げて元に戻す
ウヮウ ウヮウ ウヮウという感じ
   最初口で、ウヮウ ウヮウ ウヮウ と歌ってから
     サックスで
   1音だけで、2音で、メロディで

・息を吹き上げるというよりは、落とすイメージで息を
  吐くといい
  特に音の出だし 息を吸う時に少し上がって
  吐くときに落とすイメージ

・ド♯ファ♯(高い方)の時に、ド♯と同じ息の流れで
  ファ♯を出せるといい

・補助練習1と2は極端なフレーズになるが、それが
  出来た上で、なめらかにフレーズを吹く練習

・お腹の強めに出す程度の大小やタイミングで、
  フレーズのニュアンスがつく。
 (1拍目ではなく2拍目で強く出す、1小節単位で強く
   出すなど)



■私の感想と気付き

少し長いフレーズをただまっすぐ息をはいていくと、
だんだんお腹でコントロール出来なくなってしまいます。
ずっと一定ではなく、テンポを意識して拍の変わり目
などで息をお腹から強めに出すようにすると、結果的に
ラクにふけて最後までお腹でコントロールしやすいです。

結局、お腹でコントロールできればかなりの問題が
解決するように感じます。それが難しいので苦労しては
いるのですが、お腹で息をコントロールし、お腹で
フレーズをコントロールし、お腹でアンブシュアを
コントロールして、ということが少しづつ分かってきて
いる気がします

多分今の練習の延長上で、お腹まわりの必要な筋肉は
少しづつ鍛えれらるはずです。そうなればもっとラクに
お腹でコントロールできるようになるはず、と期待して
練習を続けたいと思います。




レッスン21回目:ビブラートと倍音(15/3/30)

前回のレッスンで、自分としてはいい音が出て
ちょっとびっくりしたのですが、何がどうしてそう
なったか自分では良く分からないままでした。
自分で練習してみて、ある程その時の音を再現
出来たので、それをチェックいただいたり、
さらに音の安定や向上のアドバイスをいただいた
レッスンでした。


■先生のアドバイス

・音が良い感じになってきている。ただ、やはり時々
  つまったりすることがある。良い音が出せる確立を
  増やせて、より安定してくるといい。

・音がつまったりする場合、息と口の連動がうまく
  いっていないことがある。そのつながりが無意識に
  つながってくると、音がつまることもなくなって
  くる。

・息と口の連動の補助練習として、ビブラートの練習
  −正しい音程を基準に、音程を少し下げたり元に
    戻す。その時、音程が高い時に音を大きめに。
    何度か繰り返すと、音が元に戻りきれず低くなる
    ことがあるので、お腹でしっか息を吐きながら
    口も元に戻るように注意。
  −今度は基準音より低い音ではじめ、こちらの音程が
    低い方で音を大きくする。
    音程を下げて音を大きくする時、息は前方斜め
    下に強く吐く様にするといいとのこと。

・Stella By Starlightの1フレーズを吹いてみる。
  お手本を参考に強弱をつけてみるが、どうしても
  弱い音がヘナヘナした感じで、安定感がなくなる。

・弱い音でも、楽器はしっかり鳴るような状態になるといい。
  その補助練習として倍音のトレーニング。
  この練習で管の中をしっかり息を通すことを目指す。
  そうなると、音が変わってきて、弱い音を出しても
  楽器が鳴るようになってくる。
  −下のドの指使いにして、かつオクターブキーを押す。
    この状態で真ん中のドの音を出す。
  −この指使いで、上のソの音を出す。
    そのために、まず上のソの指使いで音を出して、
    下のドの指使いに戻して上のソの音を出す。
    移動の時に、右手の小指だけ最初に押さえて、
    薬指、中指、人差し指をすばやく押す。
    これが出来たら、下のド+オクターブキーの
    指使いで真ん中のド、上のソを出す。
    出来れば、上のドも出す。

・音を出す前の準備で、姿勢や呼吸、アンブシュアなどを
  考えすぎなので、もっとラクに音を出した方がいい。


■私の感想と気付き

前回のレッスンの時の音が自分としてはいい音が出せ
ました。それを自分でもある程度再現出来るように
なったのですが、時々うまくいかないことがあります。
音がつまった感じになったり、口が疲れたりすることが
あるのです。

先生から息の強さと口がうまく連動すると自然に回避
できるようになるとのアドバイスで、そのための
補助練習としてビブラートの練習をしました。
音程を上げるときに音を大きくするのはある程度出来る
のですが、音程を下げるときに音を大きくすることが
うまく出来ませんでした。これはとりあえず保留という
ことに。

プロの演奏を真似て強弱をつけると、どうしても
弱い音が単に弱いのではなく、なんというか貧弱な
不安定な音になってしまいます。この改善のために
倍音の練習もいろいろ試してみました。下のドの
指使い+オクターブキーで、真ん中のドや上のソを
吹くのですが、最初音がつまった感じでしたが、
練習していくとより自然な音になってきました。
この息の使い方になれてくると、普通の指使いでの
音も変わってくるとのこと。弱い音も改善してくる
はず、です。正直、まだあまりよく分かっていませんが、
練習に組み入れて、続けたいと思っています。

自分の性格でなかなか難しいところですが、どうしても
いろいろ考えすぎて、体がかたくなってしまうことが
多いようです。以前に比べれば腹式呼吸のコツが
少しつかめたことで、アンブシュアなどはあまり考え
なくても音が出せるようになってきた気はしています。
出来れば、もっと何も考えずにナチュラルな音を出せる
ようになりたいところです。それが自分には難しいのですが。


レッスン20回目:下唇をあまりまかない方向に修正(15/2/9)

タンポを全て交換するため、3週間ほどサックスを楽器店に
預けていました。ブランクがあったので少し不安
だったのですが、思ったよりは早く元に戻った気が
します。最近、複式呼吸のコツが少しつかめた気がして
いて、それが良い方向に行っている気がします。
今回は、そんな自分の状態をチェックいただいたりの
レッスンでした。


■先生のアドバイス

・音が良い方向に変わって来ている。オクターブ下は
  よい感じ。

・高い音、ラシドあたりがもっとしっかり音が出るはず。
  この辺が壁になっている気がする。

・補助練習
  ラソファソラソファソラーファーラー(ラを大きく)
  シラソラシラソラシーソーシー(シをて大きく)
  ドシラシドシラシドーラードー(ドを大きく)

・息を吸うときに、ホというイメージがいいのでは。
  ハのイメージで息を吸うと、吸う前に口の中が広くても
  狭くなってしまうように見える。

・下唇を少しまきすぎ。
  下唇が全く力が入っていないで、下あごの力で
   マウスピースを押さえているように見える。
  下唇に力を入れすぎるのはよくないが、下唇の力を
   もう少し使った方がいい。力を加えるというより
   整える感じ。

・補助練習
  息だけで、ホをイメージで吸って吐く。
  ダブルリップで短い音を出す。
  シングルリップにして音を出す。
   (このとき、下唇は巻きすぎない)

・自分の心地いいドレミファソラシドを吹く。
  ドレミファソラシドでもそれが自分に心地よく、
   になるように。

・今はチューナにあまり頼らないで、音色を整える
  ことを重視した方がいい。
  キーボードで音を出して、その音を出すように
  意識した方が今はいい。

・補助練習
  ヤマハ音楽教室のCMソングを吹いてみる。
  ドレミファソラファミレド

・常に顔はポーカーフェイスに。
  うまくいかなくてしかめ面になると、余計な
  力が加わってしまう。何があっても顔はにこやかに、
  おなかで頑張る。

・Stella By Starlightの1フレーズで練習
  最初はリズムをつけずまっすぐ吹く。
  その後リズムをつけて吹く。
  今は少し息継ぎを多めにした方が安定する。


■私の感想と気付き

今まで、下唇をけっこう巻いて吹いていました。
すぐに唇がつかれてしまう悩みがあったので、下唇に
力をなるべく入れないようにしたいと思ったことも
あってです。結果的に、下顎の力を使って、
マウスピースを押さえていて、これが余計な力に
繋がっていたようです。

今回のレッスンではそれを見直して、あまりまかず、
唇でもリードを少し支える感じに修正してみました。
力を入れすぎは良くないので、微妙なところです。
これで、下顎の力を少し抜くことが出来るようです。
その他の余計な力も抜ける感じがします。
この辺、微妙なバランス感覚が必要な気がします。

先生の指導ので吹いてみると、高い音はだいぶ楽に
音が出せます。高いドはまだうまく出ませんが、
以前よりずっといい。低い音も問題なし。何というか、
自分がイメージした音が、楽器に反映しやすくなった
感じです。

でも、今回のことは自分では何が起こっているか
イマイチ実感できていないところもあります。
自分で再現できるか少し不安。まだこの口の形に
少し違和感もあります。

ただ間違いなくいい方向だとは思うので、少し練習を
重ねたいと思います。