アルトサックスの練習日記

川崎市の音楽スタジオ(武蔵小杉駅近)『スタジオアイシャ』
アルトサックスの練習日記

レッスン19回目:複式呼吸再び-息を吐き切る時のおなかの筋肉を意識(14/12/10)

今回は再び複式呼吸中心のレッスンになりました。
今まで何度か指導いただいているのですが、なかなか
難しい課題です。
レッスンで感覚をつかんでも自分の練習では出来たり
出来なかったり。そうこうしていろいろな練習をして
いると複式呼吸の意識が疎かになったりします。

なかなか上達しなくて悩ましいですが、今回のレッスン
では、いい感覚がつかめた気がしています。


■先生のアドバイス

・息がどこかでしっかり流れず、どこかで止まっている
  感じがする。

・ドミソミドと上がって下がる時、最初のドの息の方向で
  ソも吹けるようにするといい。ソの音が下がり気味。
  自分が心地よいと感じるピッチで吹けるように。

・ドミソミドとオクターブ上がって下がると、最後のドで
  ピッチが上がりぎみになる。最後までおなかで息を
  はけていなかも。もっとおなかを意識するように。

・複式呼吸の補助練習1
  最初息をハァと自然に吐いてから、そこからさらに
  息を絞り出すように最後まで吐き切きる。その時に
  使われるおなか回りの筋肉を意識する。
  次に、同じようにサックスを使って練習。最初は
  音は出さず息を自然に吐いて、そこから息を吐いて
  音を出す。
  次は息を吐く最初の段階から、息を吐き切る時に
  使った筋肉を意識して音を出す。

・複式呼吸の補助練習2
  唇は少し開きながら歯を閉じて、素早く呼吸する。
  その時、歯を通った息の摩擦音がする。おなかから
  直接息を口から吐いたり吸ったりするイメージ。
  その時の呼吸のままサックスで音を出す。

・複式呼吸の補助練習3
  例えばソラシラソと音を出す時に、音の出だしで
  おなかで息を押すイメージにする。その時、自然に
  音が少し大きくなる。またその時、音の強弱に
  あわせて体も自然に揺らして体を柔軟に音を出す。


■私の感想と気付き

複式呼吸の補助練習1は今回はじめて指導いただいた
のですが、自分には効果がありました。おなかの使い方が
少しつかめた気がします。特に高い音の場合が良く
なりました。最初音を出さずに息を吐いて、そこから
音を出そうとすると音が出ませんでした。でもより強く
おなかで息を出そうとするとある程度音が出るように
なってきます。次にその時に使った筋肉を意識して、
普通に吹くとだいぶ楽になりますし、音色も強く柔らかく、
いい感じになります。ピッチもあまり意識しなくても安定
する感じです。

複式呼吸の補助練習2と3については今までも何度か指導
いただいていたのですが、補助練習1をした後だとまた
違います。

高い音で少し長いフレーズを吹くと最後の音のピッチが
高くなりがちになってしまいます。おなかから息が
出せないようになり、口回りに力が入ってしまうようです。
複式呼吸の補助練習2と3をして、最後の音までしっかり
おなかから息を出せるようになると、少し良くなります。

そんなこんなで今まで感じたことのない良い感覚がある
ので、これからはそんな複式呼吸の補助練習を重点的に
練習したいと思っています。




レッスン18回目:歌う時の息の使い方で(14/10/30)

気がつけば半年以上あいだが空いてしまいましたが、
久しぶりにレッスンをお願いしました。

週に1時間は練習を続けていて、少しづつですが
良くなっている感触はあります。とは言え、自分だけの
練習では気づけないことがたくさんあるので、久しぶりに
先生にチェックしてもらいました。


■先生のアドバイス

・大きな問題はないが、時々唇がプルプルするのが気になる。
  音色はまず「u」ではなく「Wa」というイメージで出してみる。

・口の周りの筋肉に余計な力が入っているのかもしれない。
  次のような補助練習。
  まずは脱力して息だけ楽器に流す(音は出ない)。
  口の中の容積をなるべく広げて、低い息の音を出す。
  お腹から少し息を強めて出して、口を少し閉じて音を出す。
  音が出たらよりおなかからしっかり息を出す。

・マウスピースを少し深くする
  これで音色が改善したので、息が出ようとしているところで
  息がマウスピースあたりで止まって、唇がプルプルしていた
  かもしれない。
  もしくは、下顎の位置を少し前に出して調整して、息が
  まっすぐ入るようにしてもいい。

・音の強弱
  いろいろなパターンで、音の強弱をつける。なるべく息を
  中心に。息を強く出すとそれと連動して下顎が前に出るように
  なるといい。今は少し顎を動かしすぎるので、それほど
  動かさなくてもいい。
  一つの音を出しながら強弱をつけると、ピッチが大きく
  変わってしまう。
  音をイメージして、大きい音を「Wa」、小さい音を「u」
  という感じで、これを歌うようにイメージして、その息と
  同じようにサックスの音を出すといい。それを意識すると
  いろいろな点が改善される。
  
・ピッチ
  自分で心地よくなければ、その音をチェックして、
  心地いい音になるように練習。ドレミファソラシドが基本。
  録音してみるといろいろ気づくので、イメージした音と
  違っている、心地良くない音があればその音を改善
  できるように練習。馴染みのある曲でいろいろ練習するといい。


■私の感想と気付き

久しぶりのレッスンだったので、再度基本に戻っていろいろ
アドバイスいただきました。
音の強弱の時に息と下顎を動かすのですが、今までは別々に
意識しないとうまく動かせませんでした。そんな風にしていると
息と下顎が逆になることもしばしば。それは一旦忘れて、
「WaWauWauWauWaWa-(Wa:強く u:弱く」という感じで、
メロディを歌ってみて、それと同じようにサックスを吹くと、
息や顎をそれほど意識しなくても自然に動き、音色もいい
感じになります。また、録音すると音色もピッチもいろいろ
気づくことが出来るので、これからは録音しつつの練習を
少し増やしたいと思っています。


レジェール(樹脂製リード)を使ってみました

前から気になっていた樹脂製リード。ご指導いただいて
いる先生が良いとおっしゃっていたことがきっかけで、
試してみることにしました。

購入したのは先生オススメのレジェールのシグネチャー・
シリーズ、その2-1/2です。硬さはそれまで使っていた
青箱の2-1/2に一番近いとされるので選びました。

2ヶ月ほど使っていますが「いいな」というのが率直な
感想です。

いろいろな意見があるリードだとは思いますが、私のような
初心者としては、前の練習の時に出せた音を再現しやすい
のがうれしいところです。

私は週に1回程度の練習なのですが、前の練習の時に出せた
音が、再現できずに苦しむことがよくあります。
「あーだったかなぁ、こーだったかなぁ」といろいろ試す
うちに、無常に時間は過ぎていきます。レジェールに
してから、この時間がかなり短くなったと感じています。

ムチャクチャ勝手な想像ですが、天然性のリードに比べると、
樹脂製のリードはコンディションの変化に左右されにくく、
一定のパフォーマンスを発揮しやすいからではと思って
います。そこが一定だと、解決策の選択肢がいっきに少なく
なるというか、うまく言えないのですがそんな感じです。

前の練習の時の音が早く出せれば、その後の時間は少しでも
積み重ねていくことができます。限られた時間で練習するので、
それがありがたいのです。

そんなこんなで、しばらくはレジェールを使って練習を続け
たいと思っています。

■参考情報